刑事事件
家族が覚せい剤で逮捕された場合の流れ・対応方法
- 警察から「息子さんを逮捕しました」と連絡があった
- 家族が覚せい剤を持っていたとして捕まったようだ
- 福岡で弁護士に相談したい
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はじめに
家族が覚せい剤事件で逮捕された場合、警察から「逮捕した」と電話連絡が来るケースがあります。しかし、事件の詳しい内容や今後の手続きについては、警察が丁寧に説明してくれるとは限りません。
覚せい剤事件は、警察に発覚するとほぼ確実に逮捕されます。また、すぐに釈放される可能性は低く、適切な対応をとらなければ数か月にわたって拘束が続くこともあります。まずは落ち着いて、今後の流れと対応方法を確認してください。
逮捕後の流れ
(1) 逮捕・勾留(約20~23日間)
逮捕から2~3日後に勾留決定がなされ、通常は20日間程度拘束されます。ただし、事実関係が明らかで捜査が速やかに進む場合には、勾留が10日程度で終わるケースもあります。
(2) 起訴・裁判
勾留期間終了日、検察官が処分をどうするか決めます。犯罪事実について明らかであれば通常はこの日に起訴されて、後日裁判を受けることになります。裁判は起訴から概ね1か月程度で行われるのが目安です。
容疑の事実を認めている場合は、裁判は通常1回で終わり、次に判決が言い渡されます(合計2回の裁判所への出廷)。
(3) 保釈
起訴された後は保釈請求が可能になります。保釈請求をして、裁判所が許可すれば、決められた保釈金を入金することで釈放されます。保釈金の相場は150万円程度です(逃亡や証拠隠滅など保釈条件に違反しなければ保釈金は判決が出た後に全額返還されます)。
保釈が許可されない場合や保釈金が用意できない場合は、裁判が終わるまで拘束が続きます。いずれにしても釈放を希望する場合(ほとんどの場合そうですが)、保釈について検討して、するのであれば保釈請求を速やかに行うことが重要です。
判決の見通し
(1) 覚せい剤の所持や使用の初犯(前科がない)の場合は執行猶予(刑務所に行かなくてよい)となることが多いです。ただし、初犯でも所持量が多いために営利目的となっている場合などは実刑の可能性が高くなります。
(2) 前科があり、薬物犯罪で捕まるのが2回目以降であれば実刑(刑務所)となる可能性が高くなります。ただし、前回の犯罪から長期間(約10年)経過していれば、執行猶予の可能性も高くなります。
ご家族が取るべき対応
① まず弁護士に相談する
逮捕の連絡を受けたら、まず弁護士に相談することが大切です。今後の流れや見通し、できることを把握することで、不安がある程度解消されます。
② 弁護士にご本人へ面会してもらう
弁護士は逮捕直後でも本人と面会(接見)することができます。面会によって以下のことが確認・対応できます。
- 逮捕に至った経緯の確認
- 容疑を認めているか・否定しているかの確認
- 本人への法的権利のアドバイス
- 家族への状況報告(守秘義務の範囲内で)
③ 容疑を認めている場合
保釈手続きを速やかに進めることが重要です。弁護士が釈放に向けた活動を行います。また、反省を伝えるなどして再犯を防止する対策を取っておくことも重要です。
④ 容疑を否定している場合
捜査機関からの取調べへの対応が特に重要になります。警察署での取調べは大きなプレッシャーを受け、事実でないのに認めてしまうということも起こりえます。一度認めると後から争うことは非常に難しくなるため、早期に弁護士が面会してアドバイスすることが重要です。
弁護士に依頼できること
- 逮捕されているご本人との面会・アドバイス
- 保釈請求など釈放に向けた活動
- 取調べへの対応相談・苦情申し入れ
- 裁判の準備・一緒に出席しての対応
- 処分・判決の軽減主張
- 無罪主張など
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覚せい剤事件についてのよくあるご質問
警察から夫を逮捕したという連絡が来た。まず何をすればいいのでしょうか。
まず弁護士に連絡し、本人への面会を依頼してください。本人が容疑の事実を認めているかどうかなど具体的な状況を確認したうえで、事案に応じた対応をとることが重要です。
面会だけ依頼することはできる?
できます。面会して事情を確認したうえで、弁護人として正式に契約するかどうかを決めていただくこともできます。
容疑を素直に認めていても20日間拘束される?
場合によっては10日程度の勾留で起訴されることもありますが、実務上は覚せい剤事案の多くのケースで20日勾留されています。
保釈はいつ請求できる?
起訴後に請求できます。裁判所に保釈請求書と身元引受書などを提出して保釈の審査を受けます。
覚せい剤を無理やり飲まされた場合、無罪になる?
事実であれば無罪になります。もっとも主張するだけで無罪になるとは限りません。具体的な理由や根拠となる証拠を積極的に主張、立証していくことが重要です。弁護士に相談してください。
まとめ
家族が覚せい剤で逮捕された場合の対応は、容疑を認めているか否かで大きく変わります。いずれのケースでも、早期に弁護士へ相談・依頼し、本人への面会を行うことが第一歩です。
特に容疑を否定している場合は、できるだけ早く弁護士が面会して法的権利をアドバイスし、励ますことが重要です。
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